atelier 19990113
 ときどき、本当に急に、「新しい絵」がやってくることがあって、それはどういうことかというと、たとえば、これまで使ったことがなかった画材の自分なりの使い方が突然にひらめいてしまったりするのです。全く前例なしにね。この日もそうでした。これまで、もひとつ使い慣れてなかった、パステルの新しい使い方を思いついて、急に絵が描きたくなって、妻に至急モデルをお願いして、3時間くらい強烈に集中して出来あがったのがこの絵です。その間、思い迷うことなく、自分でも何かにとりつかれてんぢゃないかと思うくらいすっすっと絵が進んで行きました。僕、これまでに描いた絵の中でいちばん完成度あるんぢゃないかと、この絵に関しては思ってしまってます。門外不出の一点。