見知らぬどでかい図書館にいる。自分と同い年くらいの少年少女が本を読んだりしている。どうやら自分はここへ転校してきたようだ。
案内の女の人の後をくっついて歩き、ここで待っていてねと、待たされる。
近くの本をぺらぺらめくってみれば、ホラー漫画だったので、飽きて閉じる。低い本棚の上に分厚い古書と行った風のあやしい本が置いてあるが、紐で結ばれていて、読めない感じだ。
どこからともなく黒い帽子、黒いコートの紳士が横にいて、「猫を見ていてくれませんか」と、本棚の上の本の中に描いてある黒い猫を見張るように言われる。
私は軽い気持ちで了承して、猫を見張る。大丈夫、目を離さなければいいだけだからと私は自分に言い聞かせる。
しかし、こらえきれずに目を離してしまう。
猫がいない。目を離した隙にするりと軽やかに猫は本から抜け出て逃げ出してしまったのだ。
「待って!」
私は猫ではなくおじさんを追いかける。紳士は待ってくれない。下りのエスカレーターに乗った彼の背中がゆっくり下がってゆく。
「待って!」
私は追いかけ、エスカレーターに乗る。ひどくゆっくりした感じでエスカレーターは動く。バランスが取れない。そしてそのまま、急に直角になる。
「落ちる!」
(中学生のころ見た夢) |