麗子面堂
「ふたりのピアノ」
 

「ふたりのピアノ」

「ふたりのピアノ」
内田勝人・連弾曲集

制作:ライヴノーツ
発売元:ナミ・レコードCo.Ltd.
定価:2100円(税込価格)

 

 yoyoさんは、セツの後輩で、1994年原宿ラフォーレミュージアムエスパスでの僕の大規模な展覧会「かごめドリーム」の会場スタッフに加わってもらって以来のなかよし。フランス語でケンカをさせたら右に出る者はナシとの評判の、ナイスな女の子です。“えんがわ”にも時折ステキな言葉を残してってくれてるので、もうお馴染みでしょう。

 そんなyoyoさんから、先日、以下のようなコトバとともに、1枚のCDが送られてきました。

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 昔々、フランスかぶれで旅と酒を愛した作曲家がおりました。アヴァンギャルドな現代音楽ばかり作曲していた彼でしたが、娘の誕生に触発され、子供のための連弾曲を、子供の成長に合わせて創作し始めました。

 それが同封したCD「ふたりのピアノ」です。

 子供の片手5本指、ド、レ、ミ、ファ、ソのパートと、大人のパートとの和音には、大人も子供もウットリゾクゾク〜なのです。私はピアノは弾けないので、CDを聴いてウットリゾクゾク〜しております。

 52曲目を聴くと、いつも頭にフワ〜と寺門さんの絵が浮かびます。ぜひ寺門さんにも聴いていただきたくCDを送ります。

 作曲家の彼は残念ながら2年半前に酒が原因で亡くなりました。彼の曲は今も昔も心に響く。本当に素敵なことですね。私も、1枚でも心に響く絵が描けたら・・・!

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 そうしてさっそくアトリエに鳴り響いた音楽は、朗らかで、陰影深く、僕の幼心=絵心をたちまち鼓舞してくれたのでした。yoyoさんの言うとおり、52曲目(タイトルは「アルバトロスの大冒険」)は、ほんとう! 僕のココロが、南仏をはじめとして、僕の大好きなトコロへ吹っ飛びます。他も全て素晴らしい!

 ちょうど子供の絵を描きつづけていた僕は、くりかえしくりかえし、アトリエに朗らかに陰影深く響く、これらの連弾曲集に助けられて絵を描いたのでした。幼心に直結する、ホントウの芸術だけが大好きな皆さん、ぜひ聴いてみてください! オススメです。

 あ、それからこのCDを彩るのは作曲家の愛娘yoyoさん描く絵達。父娘の究極のコラボレーション、胸を打ち鳴らします。

 なお、このCDはお近くのCDショップでお求めになれます。

「発売元:ナミ・レコード、WWCC7362」
タワーレコードなど大手のCDショップには
置いてある様ですが、たいていは
上記コードでお取りよせになる様です。


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