Back Number 19991101

 

 11月1日、月曜、雨のち曇り、11月に入ってもなんか暑いですね。

 “おしらせ”に掲示してるとおり、今日から、松本小銀杏君の個展が神戸・三宮のパブ「HUB”で始まったので、さっそく行ってきました。人気のパブで、かなりたくさんの人たちが楽しそうにつどってて、ロックのヴィデオが流れてて、内装とかは全然違うんですけど、東京で言うと往年のレッド・シューズにちょっと似てました。この店、1973年オープンということで、実は僕も大学生時代に友人がバイトしてたので、何回かお世話になってます。なんと、20年ぶりの「HUB」でした。で、松本君の絵もぴたりと店の雰囲気になじみ、いい雰囲気、オッケーでした。

 僕もずっとJ&F Cafeで展覧会をさせてもらってたので経験済みですが、画廊とかでなくこういう巷の真っ只中で展示してみることは、「絵」を鍛えていくにはとっても良いですね。絵を見るのが目的ぢゃない人をどれだけ巻き込めるパワーを出しているか、光を放っているか、それに尽きると思います。カフェや酒場では、人がホントにリラックスしてるし、ホンネが出る場所だから、そんな場所で自分の絵が受ける「扱い」は、けっこう的を得た批評となると思います。

 小銀杏君、1か月間、ようく5感6感を澄ませて、自分の絵が与えるもの、受け取るもの、与えないもの、受け取れないもの、を感じてください。

 神戸近辺ならびに神戸を訪れる予定の皆さん、ゼヒ、小銀杏コテンをおたずねください。ぢゃ、またあした。

 
   
 

Days of Angels
天使のカレンダー

絵*寺門孝之 / 文*三枝克之

リトル・モア  ¥1500+税

全国書店にて10月上旬発売