２００１年１１月２１日、水曜、ハレ。午後１１時２０分。

　さっきまでＤＭ発送準備作業（宛名シール貼りアンドソーオン）をがんがん進めてくれていたテラコア・つだくんが今、アトリエから去ったところ。ふうむ、僕はその作業と、お絵描きをかわりばんこに行ったり来たり。今、熱いコーヒを淹れて、これを書いているところ。ああ、まだまだ眠れそうにない。

　実を言うと、明日は東京、その後、沖縄に飛んで、アトリエに戻れるのは日曜夜。ああ、今夜までに描いておかないとならない絵がまだまだ列を成して、僕の筆を待っている。

　明日の東京は、『イラストレーション』誌のチョイスの年度賞を決める合評会。僕が選んだ絵たちは、果たして、他の審査員の方々の目やココロにはどんな風に映るのでしょうか？　たのしみたのしみ。

　明後日からの沖縄は何かというと、第２４回日本文化デザイン会議・沖縄というイベントに参加のため。１１月２４日、１１：００〜１３：００「潤いと枯渇〜２１世紀のライフスタイルと価値観」というテーマでパネルディスカッション。モデュレーター／山口令子さん。小林一郎さん、西川りゅうじんさん、山崎泰孝さん及び僕が壇上で発言しあいます（予定）。

　つづいて同日、１４：３０〜１６：００は真志喜中学校で中学生約４０名と「みんなで絵を描こう」。思いっきり絵の具と戯れたいと思っています。

　つづいて同日、１９：００〜２１：００は「ゆい夜樂塾」という参加者と愉しく飲んで食べて語り合うという企画でアートディレクター長友啓典さん塾長のもと、阿木燿子さん、山岡茂さん、岸本一夫さん及び僕。と、一日中、色色なことしてくる予定になっています。場所は沖縄コンベンションセンター。那覇空港から車で３０分（らしい）。その日、沖縄にいる予定で、興味持たれた方、ぜひご参加ください。

　お申し込み・お問い合わせは沖縄事務局　TEL：098-941-6814　　bunka21@ok-jidf.jp　か東京・日本文化デザインフォーラム事務局　http://www.jidf.org/

　２３〜２５日の３日間の通し券で一般６０００円、学生３０００円です。３日間みっちりいろんなプログラムがあって、１３０人くらいの各界有名人など（僕はさておき）が参加します。

　なぜだかわかんないけれど、１０年くらい前から僕はこの日本文化デザインフォーラムの会員に入れていただいていて、時折こういった催しに参加させてもらっています。ほとんどの場合、僕自身が勉強させてもらってるっていう感じなんですが、色色な分野の立派な方とお話でき、貴重な機会を頂いています。

　というわけで、さらにいそがしいてらぴかです。

　そうそう、新しい本の紹介、しておきます。まず、ａｍｕｓのグリーティングブックのシリーズの第５弾『ココロのメリーメリークリスマス』！　もうご覧になりましたか？　もう売ってるはずなんですが。僕のクリスマスに対する想いが結晶化したナイスな仕上がりです。どんどん贈り合いましょう！

　それから、これは来週くらいから書店に並ぶのかな？　凰宮天恵さんとの一連のコラボレーション本を出してくれてた大和書房から、今回は僕の絵と文による究極のてらぴかワールド入門書として編集された本が。『天使のプレゼント』。なんと文章は、ここtoday's terapikaから編集者が抜粋してくれたものに手を加えて採用。このてらぴかのえんがわが本を生み出しちゃいました！　これも小さくてかわいいプレゼントに最適仕様です。

　そして、ナントナント、帯には盟友・町田康氏が推奨のお言葉を書いてくださいました！　それはそれは美しい一編の「詩」。ぜひとも、書店頭で手にとってご覧になってください。もちろんそのあとすぐにレジへ！

　ではではまだまだ絵を描いて・・・し〜ゆ〜＆いってきま〜す

　from 寺門孝之

●「ココロのメリーメリークリスマス」
▲著者：寺門孝之（絵と文）
装丁：佐藤淳
発行：amus arts press + Gallery Interform（2001）
定価：1250円＋税

●「天使のプレゼント」
▲著者：寺門孝之（絵と文）
装丁：松田行正＋天野昌樹
発行：大和書房（2001）
定価：1500円＋税