Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20020217

 

 2002年2月17日、日曜、小雨。寒。

一昨日3時33分東京着。昨日、イラストレーション誌のイベントに出演し、最終のヒカリで神戸へ戻って来ました。ひゅ〜む・・・2002年になってから何回トウキョと神戸を往復したことでしょう?

 イベントへいらしてくださったたくさんの皆さん(140人くらいだったって!)ありがとうございました。僕自身にとっても愉しい時間でした。デッサンライヴまでさしてもらったし。

 それにしても、予想どうり、クサナギシンペイさんはいいモデル! とっても魅力的な線を引っ張り出させてくださいました。「目」がイイ! 画家の目だなあと思った。タマシイが視線に乗って走ってくるような。あ、クサナギさんというのは今回のザ・チョイス年度賞の大賞受賞者です。

 イベント前半では、僕のこれまでの「絵を描く生活」をオサライさせていただきました。30分くらいの間に20年(考え様にによっては40年!)の月日が走馬灯のように走り抜けて、またその20年(40年)が一筋縄では語れない紆余曲がりくねった道のりのため、我ながら呆れてしまいました。ただただ、そのときどきに、「やみくも」にひたはしりつづけてきたのだなあ〜と。「やみくも」・・・僕にはぴったりの言の葉。

 さて、齢(ヨワイ)=41となり、闇も雲も晴れ渡り、澄み切ったココロで自分を客観視出来、男41にして迷い無しか?というと、とんでもない&滅相も無いのであって、今も闇+雲の真っ只中で、筆を振り振り、這いまわっているのです。

 ただ変化があるとしたら、少しは自分の過去に優しくなったことかなあ? 今までのこと全てを、コレから先の未来に描く「絵」の総体の中で成仏さしてやりてえなあ、なんて思ってるところです。

 イベントの状況については、3月末に出るイラストレーション誌でレポートされるはず。クサナギさんの肖像デッサンも掲載されるかな? その号で僕自身の特集もあるので、お楽しみに! 過去の絵やら最新作やらたくさん載ります。

 さ、ではカンバスの闇の雲の中へ戻りますや。

 寺門孝之

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