Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20030111

 

 2003年1月11日、土曜、晴れ。

 新年早々すっかりご無沙汰してしまいました。2日の夜から高熱を出してうんうんうなって、熱が引いたあとも鼻水と咳が残って、いまだ調子が上がりません。えへん、えへん。今年はもひとつの新年幕開けとなってしまいました。とほほ。

 そうはいっても、だいぶん気力が出てはきました。毎年お正月になると僕はひとつ新しいことにチャレンジしたくなります。昨年は「下地の塗ってないカンバスを注文」してみました。それ以前は既成の下地を工夫して自分の好みに改造して使っていたのですが、だったら下地の塗ってない状態で買った方がいいに違いない、と思いたち画材店に相談してそういうやつを取り寄せてもらいました。

 使ってみると、やはり最初から自分の好みの方向へカンバスの状態へもっていけて、「闇妹」シリーズなどにはすこぶる良いようでした。

 で、今年は、「カンバスを自分で張る」ことに挑戦することにしました。恥ずかしいことに僕は高校の美術の授業以来自分でカンバスを張ったことがありませんでした。美術大学とかに行っていれば当然そんな作法は常識なのでしょうが、これまでは既成の張りカンバスを買って済ませていました。

 地塗りも自分でするようになったし、ここはひとつカンバスを張ってみよう! と画材店に相談に乗ってもらい非力な僕でもぐんぐんに張れるカンバス張り器、カンバス釘、カンバス釘専用釘抜きを購入。カンバスの木枠、F20、M10を3セットずつ購入。既成サイズなら張りキャンを買った方が楽なので、今回は別サイズの木枠を混ぜて独特の比率のカンバスを作成しようというもくろみ。

 さらに、東急ハンズへまわり、木槌、カンバスの釘を打撃するのに最適な粋な金槌を購入。昨日より、いそいそとカンバスづくりに精を出しています。

 うむ〜〜〜やってみるとこの作業、適度にむづかしいですなあ。パンパンと太鼓のように麻布がはちきれんばかりに張るのは実に微妙にむづかしい〜。何回も釘を打ったり抜いたりしながら張っています。いちおう1日1枚、満足の行くまで張るというのが今の課題。来年のお正月には、画材店のお姉さんのようにすらすらとぱんぱんに張れるようになっていることでしょう。

 しかし自分で張った下地塗りのしていない麻布のカンバスは布目の流れを見てるだけでなんだかうっとりしてしまい、もうそこから「絵」が始まっているのがわかるのです。

 これで、さらに一歩、「絵」のはじまりのポイントが自分のほうへと近づいた気がします。

 寺門孝之

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