Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20040715

 

 2θθ4年7月15日、木曜、晴れ。

 この1週間ほど毎夜熱過ぎ、だからといって冷房にも弱いのでクーラーを消したり点けたりするために深く眠られず、さらに色色興奮もして、睡眠不足が延々つづいたのですが、昨夜は開き直って冷房を入れて夕食後の睡魔を逃さず就眠、朝まで一気に眠ることが出来ました。気力体調回復。

 目覚める直前まで見ていた夢では、僕は北野の山裾のような場所の閑静な住宅地(現実のものとは違っていたが)を深夜に一軒の家を訪ねて行くのだが、昼間には何度も行った事のあるその家が夜には見出せないで困っている。

 家のプレートナンバーが2の列だったと思ってペンライトで表札を照らしたりしながらなんども行き来するが見つからない。そのうちに夜が明けて、青い空気の中で、ああここだと見つけた家は「3−C」だった。

 よく見知った焦げ茶の猫が僕を見てみゃーと鳴き、カーテンの隙間からはジャクソンカメレオンがぴゅっと舌を出して朝の蝿を捕獲して食べている。

 一昨日、いよいよお絵描き教室“てらぴかのてらこや”がスタートした。

 アトリエのあるビルの下の階を臨時に開けてもらって開催した前回が終了して1年余り、次の会場をずっと求めてはいたがなかなか見当たらず、最初に共同で開催させていただいたJ&FCAFE以上の場所はないだろうとなかば諦めていたところ、ついに素晴らしい場所と巡り会えた。

 出会ったその日にとんとんと開催を快諾していただいたカフェのラフレアの上のギャラリースペースは画廊であるのに椅子が何十脚も無造作に置かれていて、まさに「てらこや」にぴったりのスペース。壁面を照らすスポットライトも、空調設備も完備の、これまでの“てらこや”史上、最高の使いやすさかも。壁はなんとピンク、イエロー、グリーンなどに塗り分けられていてなんだか幼稚園みたいなところも僕の好み。

 これまでの会場だった北野は坂の上で夜には寂しいくらい閑静となり、街を離れ芸術にいそしむような秘密めいた雰囲気もあった“てらこや”だったが、ここラフレアは「街のど真ん中」で絵を描いてる気分。当日も階下のカフェでは貸切で若者たちのパーティがあって賑やか。

 こうした環境はきっと絵にもすぐに撥ね返ってくるはずで、僕たちは街に拮抗できる絵に向けて鍛えられていくはずだ。僕もこれまでの方法にとらわれず、新しいことを色色思い付いているので、どんどんこの新“てらこや”に導入して行こうと思う。会員の皆さん、4ヶ月間愉しんでいきましょう〜。

 一方、昨日で神戸ファッション専門学校での絵の指導が前期終了。あっというま。打てば響く学生たちで毎回面白い絵に出会えて楽しい。

 ここでの絵の指導も、てらこやも、もう7年になる。僕には確固とした美術教育の理念があるわけではなく、ただただ、「絵を描くことの歓び、愉しみ」に少しでも役に立てばとその時、目の前にいる人たちの様子を感じながら、その瞬間瞬間思い付くことをベースにやってきた。

 そのいくつかはすっかりスタンダード化したが、このところ、さらにその先へという思いが強まってきている。目の前にいる人たちから感じることと、僕自身の問題とはいつもなぜかシンクロしているように思われる。今年は、新しいドアが開いた、ような、これから開く、ような、なんだか期待が溢れてくる。

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