Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20050610

 

 2∞5年6月10日、金曜日、曇天。

 あっという間に時を過ごし、「桃太郎」原画をさかなにあれやこれや言葉や想像力を皆さんと交わし時を過ごす愉しい機会も、残すところ今日明日のみに。

 「時」とは「解き」と教わったのはだれからだったか? ならば「時」は「溶き」でも「融き」でも「熔き」でもあって。日日のあちこちに去来するそれぞれの主題(課題?)はいつしか「解け」「溶け」「融け」「熔け」 、その「とける」までの間を「とき」と呼んだという。

 編集者Fさんからある日突然に課された芥川龍之介「桃太郎」は2年余の「とき」を経て、解けたり、溶けたり、融けたり、熔けたりして今は一連なりの絵となってピンポイントギャラリーの壁に並び、また本として出版されこの後書店に並ぶことだろう。ひとつ「とける」とまた、そこから無数の「とき」がときはなたれる。

 「DREAM DREAM」の本に纏められた絵たちが今回の「桃太郎」へと繋がる「とき」を孕んでいたようにまた、きっといま「桃太郎」原画とともに過ごしている間に交わされるさまざまな縁がずいぶんと色色な「とき」の種を撒いて行く。どれから「とけて」行くのだろう? 今生では「とけぬ」悠久のときの種もあるかもしれない。

 たくさんの可能性としての「とき」が同時に未来へむけて育まれていく。僕はただただ種たちを抱いて過ごすしかない。

 では残された会期、会場でお目にかかれたらお目にかかりましょう〜

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 お薦めの展覧会を2つ。

(1)セツの後輩の古谷充子さんの初個展が6月15日(水)まで原宿・ペーターズショップアンドギャラリーにて開催中。木曜日定休。12:00〜19:00。03-3475-4947古谷充子さんは歌舞伎を題材にした大胆不敵なペインティングが魅力。

(2)昨秋の“unaの森・東京篇”でご一緒させていただいたRIESUZUKIさんが同じく原宿・LAPNET SHIPにて個展を開催中。これは6月8日(水)までなので大急ぎでどうぞ!無休。11:00〜21:00。03-5411-3330RIESUZUKIさんの絵はかわいらしさとせつなさととぼけた愛嬌がコンゼンとしてて魅力。

 2展とも駆け足で見てきましたがとっても素敵でした。オススメします。

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