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2011年06月29日

▼ 6・26live painting report そして ラスト2ディズ!! ▼

6☆26 日曜日午後のライヴペインティング、僕にとって思いの外、濃くスリリングで愉しい時間となった。ギターを弾いてくださった植田真さんとは事前打ち合わせ、音合わせ無しに、完全即興であい対した。どんなギターを奏でるのか、傾向さえも全く知らないでいた。初めはお互い探るような探り合うようなもどかしさもあったが、いつのまにか二人でボートを漕ぎ出しているような感覚となり、絵が音と共に滑り出し、あっという間に1時間ぶっつづけで描いていた。すでに山脈のような人魚が現れて、乳から噴火を始めていた。少し休憩し、「次ややダークへ」などと言葉を告げて再スタート、見る見る日が翳って人魚のフォルムを明確にした。またあっという間に30~40分過ぎた。第3幕は「全然ちがう風にいってみる?」などと言葉交わしてスタート、このあたりから何か太いモノが僕と絵をつらぬきはじめて、手がしびれ始める。第4幕、二人でふっとトランス状態になった。グワンと、植田さんのギターが「えっ 今頃こんなになっちゃうの?」というくらいに激しくひずんで唸りを上げ、僕の高速回転のタッチで筆の絵が折れて飛んだ。人魚は全身から、白いものを吹き上げ、口からも、両目からも吹き上げていた。HELLO GOOBYE さよなら こんちわ と震えて力の全然入らない指が勝手に描いていた。全部で絵にタッチしていたのは3時間半くらいだろうか? 僕と植田さんはスポンと絵の外にはじき出され、ラストのギターフレーズがループしているこちらがわに戻って来た。
「全ての 失われたモノ これから失われ行くモノたちへ おもいを込めてまたあえますように」と口が伝えた。

その絵は寺門孝之ミュージァムの30日閉館まで、その絵が描かれたその場所に立っています。ラスト2ディズ、どうぞ見にいらしてください!

ギターの準備中、植田さん
第一部が終わるとこんな感じ
第二部終わるとこんな感じ
第三部終わるとこんな感じ
完成!
戻って来た二人

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