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2011年10月16日

▼ 本がどうなったって! ▼

本はどうなる! というティーチインを落書しつつ聴講して僕が確信するのは、本がどうなったって、僕は本と密接に関りを死ぬまでもち続けるだろうことだ。たとえ本が世間的には無くなったって、自分でささやかながら何か本を作りつづけるだろう。

というわけで、最近関った本の仕事をいくつか紹介してみます。

究極の食
著者:南 清貴
講談社+α文庫 2011.10.20 第一刷
定価:本体695円(税別)
デザイン:鈴木成一デザイン室
カバーイラストレーション:寺門孝之

言の葉
著者:江原啓之
発行所:マガジンハウス 2011.8.11
定価:本体1200円(税別)
デザイン:岡 睦(mocha design)
カバー&本文イラストレーション:寺門孝之

新刊展望2011 No.792 11
新刊展望2011 No.792 11
発行所:日本出版販売 2011.11.1発行
定価:本体152円(税別)
AD:北村武士
表紙画:寺門孝之

本の窓 2011 9・10月合併号
本の窓 2011 9・10月合併号
発行所:小学館 2011.8.20発行
定価:本体95円(税別)
デザイン:Better days(大久保裕文+村上知子)
表紙画:寺門孝之

pac2011 9
兵庫芸術文化センター管弦楽団2011-2012シーズン演奏会プログラム9月号
発行所:兵庫芸術文化センター 2011.9.9
デザイン:添田将平・横田 央(brownie)
表紙画:寺門孝之

母の友 2011 11 p42-43
母の友 2011 11 p42-43
発行所:福音館書店 2011.11.1
定価:本体505円(税別)
AD:白石良一
挿画p42-43:寺門孝之

ティーチインの翌日は色色観たいものがあって京都へ。まず植田真さんの展覧会をとメリーゴランド京都店へ。ギャラリーへ入るとそこで植田さんの絵をじっと見詰めていたのは、一緒に本をつくろうと約束している編集者SSさんだった! 本がどうなったって、まずはこの人と僕の本をスタートさせよう。


2011年10月15日

▼ 本はどうなる! ▼

本はどうなるフライヤー
大学に勤めているとときどき学内でこっそりと極めて刺激的な催しが開かれていて、とっても得をすることがある。去る15日には、神戸芸術工科大学図書館主催ティーチインと称して、鈴木一誌さん、港千尋さんと本学の戸田ツトムさんが、「本はどうなる!」というテーマでプレゼンテーションと議論をされた。司会は本学図書館長=小山明さん。巷で沸騰しているかに見える電子書籍の台頭に対して、本はどうなっていくのか?というテーマと思い聴講したが、御三方の発言はむしろ「そもそも本とは何なのか」という根源的な問いを、それぞれの視座から強く提起されたものとなった。
鈴木氏は、我々人類が自然界に対して打ち込んだ初原の人工物が正方形であるとの仮説の下に、圧倒的な数の正方形図像を投影しつつ、本が正方形の集積で出来た、極めて高度に完成された形態であることを強調された。
つづく戸田氏は、日本のひらがなの文字を植物の種子と見立て、かなは飛翔するものであること。キーファーの書物をモティフとした作品と、ピエタ像を結びつつ、本が正方形の呪縛からすり抜けて、権力=重力からの飛翔を詩的に夢想する。
また、港氏は自らがキューレートされた活字をテーマとした展覧会を紹介しつつ、なぜ今「本」についての展覧会が激増しているのかを問い、電子書籍が限りない断片化を招くのと真逆に、全体性の回復への期待を「本」が担うと宣言された。
各プレゼンテーションの合間は三人のフリーな議論があり、ラストには聴講者からの積極的な参入もあり、予定をはるかに超過の約5時間さえもあっという間の心地よい緊張感の持続するティーチインとなった。僕は皆さんの言葉に脳内が高速で膨張伸縮をくりかえし、手はいつものように落書。
終了後の食事会でもさらに面白い議論がつづいて昂奮のままに帰宅。(予定されていた福田和也さんの登壇はなぜかなく、福田さんも描きたかった僕はちょっとざんねん)
以下落書
1015鈴木一誌氏
・・・鈴木氏

1015港千尋氏
・・・港氏

1015戸田ツトム氏
・・・戸田氏・・・

2011年10月09日

▼ 神戸芸術工科大学学園祭寺門ゼミ展示 ▼

素敵空間完成しています。9日・10日のたった二日の展示です、どうぞ見てくださ! たった半年でここまで成長するのだから若者はオソルベシ!!
寺門ゼミ展示仕上げは照明寺門ゼミ展示作業終了各自自作激写寺門ゼミ展示タッチは様々寺門ゼミ展示鳥の世界も寺門ゼミ展示映画や物語寺門ゼミ展示超絶書き込み寺門ゼミ展示死霊の盆おどり
他にもいっぱいあります!


2011年10月08日

▼ 神戸芸術工科大学学園祭ゼミ展示 オゴンバイラ初個展 ▼

あぁよく働いたっ!
今日午前中、神戸芸術工科大学の学園祭=芸工祭で恒例のゼミ3年生の作品展示をするのですが、昨日のゼミではそのための作品チェクをした。おとなしい学生が多くてなんとなく油断していたが、まとめて作品を見て見ると、この半年で全員かなりのレベルまで上がっていて、良い絵ばかりずらりずらり揃っていたのでびっくり! これじゃあ卒研レベルでないの? なぁんて…
ほんとかどうだか、是非見に来てください! 10日~11日、神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科棟2Fラウンジにて。

で、その展示を完成した後、以下へ。

オゴンバイラ初個展
10月8日~24日
正午~午後七時半
毎週火曜日休廊
美術画廊ギャルリ・ムスタシュ
http://www.galarie-moustache.com
心斎橋大丸から徒歩2分

オゴンバイラ君は内モンゴルから、神戸芸術工科大学・大学院に来て、寺門研究室で着々と絵を描いている留学生。ローズプラスエクス2号では巻頭ギャラリーを飾ってくれました。今の日本人が失ってしまったような大自然の中できらめく幼な心を繊細なタッチでつむぎだします。人気急上昇!記念すべき初個展にぜひいらしてください。

本日初日、夕刻より作家を囲んでささやかなオープニングレセプションがあります。僕も行きます。入場無料、どなたもご参加できますので若い画家のデビューにお立会いください~。
オゴンバイラDM表
オゴンバイラDM裏

2011年10月07日

▼ 333333 ▼

333333あっという間に過ぎ去りました・・・ジャストの方のお知らせはなかったですが、ニアミスの方、メールありがとうございました~

2011年10月06日

▼ 自由が丘の猫 神戸芸術工科大学の夕陽 ローズプラスエクス ▼

自由が丘の雨宿り猫1自由が丘の雨宿り猫2

昨日東京は雨で、ランチ場求めて自由が丘の路地裏を歩いていたら猫が二匹、雨宿りしとった、距離感がたまらない。
今日はずっと大学で授業…夕刻気心の知れた助手さんとTAくん(ティーチングアシスタント大学院生)と学科棟の傍らで無駄話をしていると荘厳な夕景がまっすぐ射し込んで来た。小さな飛行機の影が大きな雲のまにまにまっすぐと進んで行く。教室の内側では学生達が思い思いに課題の絵を描いている。こんな刹那、僕はどっか違う星からやってきていてもうじき帰らなくちゃならないような気持ちにふっとなる。こんなにのどかで平穏な時がいつまでつづくものか?と。

神戸芸術工科大学夕景

ぽっかりとのんきなようでいて、実はこれから当分はたいへんに忙しいだろう。来年の展覧会の日程もしっかりとたてこんできた。ローズプラスエクスの3号もいよいよ始動だ。次はちょっと画期的な号としたい。
1号、2号、まだお持ちで無い方は是非今の内にどうぞ! そして3号の到来にそなえよ!な~んて…

ローズプラスエクスvol.1

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9-vol-1-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500454

ローズプラスエクスvol.2

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9-vol-2-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500586

2011年10月05日

▼ 3の行進 ▼

“てらぴかのえんがわ”を開設したのが1999年。一巡りして2011年ですが、
トップページのカウンターが333333に近づいて来ました。
もしたまたま 333333 を踏まれた方はよかったら以下へ お知らせください!
direct@terapika.com

2011年10月04日

▼ 岸田尚肖像画展(後期)に参加します ▼

kishida taka portrait


初台の不思議な喫茶店+ギャラリー Zaroffで6日~開催の
岸田尚肖像画展(後期)に参加します。先ほど描きたての岸田尚像(上の画像)届けてきました。11日まで。
岸田尚肖像画展【後期:10月6日(木) ~ 10月11日(火)】上枝としひこ、うぬまいちろう、岸田尚、近藤宗臣、屍忌蛇、寺門孝之、中西如、美樹本晴彦、水森亜土、平山夢明、マロン・フラヌール、村田修、山野一(ねこぢるy)、山下昇平、七戸優

http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/now/index.html

▼ 速報! 劇団針の穴存続決定 ▼

昨夜、劇団針の穴旗揚げ公演の反省会が催され、その場で宇野座長のもと劇団の存続が決定、来年に2回目の公演をピンポイントギャラリーにて行うこととなりました。あくまで現時点での決定ですが。