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2007年03月07日

▼ 嬉しいレポート ▼

昨日(5日)の『家族☆銀河』初日の夕方、不穏な強風とパラつき始めた雨の中来てくださりじっくりじっくり絵を見てくださっていた元東京国立博物館副館長で、現法政大学特任教授=杉長敬治氏が、展覧会の模様をレポートを発信してくださいました。とても嬉しかったのでご本人の許可を得てここに掲示させていただきます。写真も全て、杉長氏が撮られたものです。杉長氏は、荒戸源次郎氏が東京国立博物館敷地内に特設映画館「一角座」を建てるにあたってご尽力された方で、荒戸氏からご紹介いただいて僕が初めて杉長氏にお目にかかったのも一角座でのことでした。以下、杉長氏から頂いたメールの引用です。

○寺門さま

  こんにちは  杉長敬治です。
  昨日はあのお天気の中にもかかわらず盛況、なによりでした。
  以下の文章を知人に送付しました。 
  多くの方々がギャラリーに足を運ぶことをお祈りしています。

     杉長敬治

★20070306 ミュージアム・レポート 南青山 ピンポイントギャラリー 
寺門孝之「家族☆銀河」

○寺門孝之さんの展覧会
 3月5日、夕方から久しぶりに雨が落ちましたが、な、なんと言っても強風の日でした。風も強風なるとちょっと恐怖ですね。くわばら、くわばら。
 夕方、南青山で始まった寺門孝之さんの展覧会、絵本の原画を中心にした展覧会にお邪魔してきました。今年になって行った46番目のミュージアム(展覧会)です。
 会場に到着した時は、たまたま、寺門さんとギャラリーの方だけでした。お二人が「雨男?」「そんなことはないけど~」「今日のような天気は、何か起きそうで出かけるのをためらうね」なんてお話をされていました。確かにそんな日でした。ギャラリーの帰り、ギャラリーのすぐ近くの横断歩道を歩いている時に強風で傘が壊れました。うっ。マイ傘が~。ありゃまぁ。

 今回の展示作品は、「めくってびっくり短歌絵本シリーズ」の第5巻として、寺門さんが絵を担当された『納豆の大ドンブリ~家族の短歌』の原画が中心です。 この絵本、3月2日発売が、3月9日になったそうです。会場で見ることができます。また、予約もできます。出版社から指摘先へ送付してくださるとのことです。私も予約しました。
 寺門さんの絵は、心の奥底にあるよくわからない世界を覗いた気持ちになります。構図、色の使い方が、とっても独特で、ついつい没入してしまいます。今回も、同じ作品をじっくり拝見しました。癒しというものとは違う、独特の気持ちになって、南青山を後にしました。
 そうそう、大発見。寺門さんが担当された絵本などの作品が会場にありました。芥川龍之介の「桃太郎」という作品がありました。芥川らしい作品に、寺門さんの絵がすごくマッチしていました。太宰のお伽噺シリーズも面白いですが、芥川の桃太郎も面白いなと思いました。寺門さんの描かれた桃の色がすごくよかったです。桃の香りがしてくる感じです。5日の怪しい天気は、きっと鬼のせいだと思います。

<今回の絵本に関する情報>
発売は、岩崎書店からです。
定価¥1400+税。編者は歌人の穂村弘さん。
http://www.iwasakishoten.co.jp/

ピンポイントギャラリー入り口(撮影:杉長敬治氏)

絵本「納豆の大ドンブリ(撮影:杉長敬治氏)

初日の私(撮影:杉長敬治氏)

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