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2011年10月16日

▼ 本がどうなったって! ▼

本はどうなる! というティーチインを落書しつつ聴講して僕が確信するのは、本がどうなったって、僕は本と密接に関りを死ぬまでもち続けるだろうことだ。たとえ本が世間的には無くなったって、自分でささやかながら何か本を作りつづけるだろう。

というわけで、最近関った本の仕事をいくつか紹介してみます。

究極の食
著者:南 清貴
講談社+α文庫 2011.10.20 第一刷
定価:本体695円(税別)
デザイン:鈴木成一デザイン室
カバーイラストレーション:寺門孝之

言の葉
著者:江原啓之
発行所:マガジンハウス 2011.8.11
定価:本体1200円(税別)
デザイン:岡 睦(mocha design)
カバー&本文イラストレーション:寺門孝之

新刊展望2011 No.792 11
新刊展望2011 No.792 11
発行所:日本出版販売 2011.11.1発行
定価:本体152円(税別)
AD:北村武士
表紙画:寺門孝之

本の窓 2011 9・10月合併号
本の窓 2011 9・10月合併号
発行所:小学館 2011.8.20発行
定価:本体95円(税別)
デザイン:Better days(大久保裕文+村上知子)
表紙画:寺門孝之

pac2011 9
兵庫芸術文化センター管弦楽団2011-2012シーズン演奏会プログラム9月号
発行所:兵庫芸術文化センター 2011.9.9
デザイン:添田将平・横田 央(brownie)
表紙画:寺門孝之

母の友 2011 11 p42-43
母の友 2011 11 p42-43
発行所:福音館書店 2011.11.1
定価:本体505円(税別)
AD:白石良一
挿画p42-43:寺門孝之

ティーチインの翌日は色色観たいものがあって京都へ。まず植田真さんの展覧会をとメリーゴランド京都店へ。ギャラリーへ入るとそこで植田さんの絵をじっと見詰めていたのは、一緒に本をつくろうと約束している編集者SSさんだった! 本がどうなったって、まずはこの人と僕の本をスタートさせよう。


2011年10月15日

▼ 本はどうなる! ▼

本はどうなるフライヤー
大学に勤めているとときどき学内でこっそりと極めて刺激的な催しが開かれていて、とっても得をすることがある。去る15日には、神戸芸術工科大学図書館主催ティーチインと称して、鈴木一誌さん、港千尋さんと本学の戸田ツトムさんが、「本はどうなる!」というテーマでプレゼンテーションと議論をされた。司会は本学図書館長=小山明さん。巷で沸騰しているかに見える電子書籍の台頭に対して、本はどうなっていくのか?というテーマと思い聴講したが、御三方の発言はむしろ「そもそも本とは何なのか」という根源的な問いを、それぞれの視座から強く提起されたものとなった。
鈴木氏は、我々人類が自然界に対して打ち込んだ初原の人工物が正方形であるとの仮説の下に、圧倒的な数の正方形図像を投影しつつ、本が正方形の集積で出来た、極めて高度に完成された形態であることを強調された。
つづく戸田氏は、日本のひらがなの文字を植物の種子と見立て、かなは飛翔するものであること。キーファーの書物をモティフとした作品と、ピエタ像を結びつつ、本が正方形の呪縛からすり抜けて、権力=重力からの飛翔を詩的に夢想する。
また、港氏は自らがキューレートされた活字をテーマとした展覧会を紹介しつつ、なぜ今「本」についての展覧会が激増しているのかを問い、電子書籍が限りない断片化を招くのと真逆に、全体性の回復への期待を「本」が担うと宣言された。
各プレゼンテーションの合間は三人のフリーな議論があり、ラストには聴講者からの積極的な参入もあり、予定をはるかに超過の約5時間さえもあっという間の心地よい緊張感の持続するティーチインとなった。僕は皆さんの言葉に脳内が高速で膨張伸縮をくりかえし、手はいつものように落書。
終了後の食事会でもさらに面白い議論がつづいて昂奮のままに帰宅。(予定されていた福田和也さんの登壇はなぜかなく、福田さんも描きたかった僕はちょっとざんねん)
以下落書
1015鈴木一誌氏
・・・鈴木氏

1015港千尋氏
・・・港氏

1015戸田ツトム氏
・・・戸田氏・・・

2011年10月06日

▼ 自由が丘の猫 神戸芸術工科大学の夕陽 ローズプラスエクス ▼

自由が丘の雨宿り猫1自由が丘の雨宿り猫2

昨日東京は雨で、ランチ場求めて自由が丘の路地裏を歩いていたら猫が二匹、雨宿りしとった、距離感がたまらない。
今日はずっと大学で授業…夕刻気心の知れた助手さんとTAくん(ティーチングアシスタント大学院生)と学科棟の傍らで無駄話をしていると荘厳な夕景がまっすぐ射し込んで来た。小さな飛行機の影が大きな雲のまにまにまっすぐと進んで行く。教室の内側では学生達が思い思いに課題の絵を描いている。こんな刹那、僕はどっか違う星からやってきていてもうじき帰らなくちゃならないような気持ちにふっとなる。こんなにのどかで平穏な時がいつまでつづくものか?と。

神戸芸術工科大学夕景

ぽっかりとのんきなようでいて、実はこれから当分はたいへんに忙しいだろう。来年の展覧会の日程もしっかりとたてこんできた。ローズプラスエクスの3号もいよいよ始動だ。次はちょっと画期的な号としたい。
1号、2号、まだお持ちで無い方は是非今の内にどうぞ! そして3号の到来にそなえよ!な~んて…

ローズプラスエクスvol.1

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9-vol-1-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500454

ローズプラスエクスvol.2

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9-vol-2-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500586

2011年06月23日

▼ ローズプラスエクス第2号 見本到着 ▼

rose2

雑誌『ローズプラスエクス』の第2号の見本が届きました。ううむ、1号とはかなりことなる、強いおもむきが出ています。 今回は「幼な心」、をキーワードに、進めました。
ずいぶんと予定より遅れましたが、この時期に出るのがよかったのかもしれません。あとすこしで書店にも並ぶはずです。

『ローズプラスエクスVol.2』
豪華執筆陣で、イラストレーション/絵本/デザイン/映画/劇/文芸/音楽/
その他諸芸全般にバラと米と光を求める雑誌。
待望の2号、
特集は「幼な心」。
イラスト多数!

寺門孝之責任編集

特集=幼な心

[目次]
・見出された薔薇 Nouveau Roman de la Rose 2. ……西川隆範 /マンガ…タナカ由美
・特集=幼な心 口上……寺門孝之
・幼な心のギャラリーvol.1……オゴンバイラ
・ミツバチの精霊、ニンフのまどろみ……三枝克之
・幼な心のギャラリーvol.2……Sieii Nidosani
・幼な心のギャラリーvol.3……しりあがり寿
・バレエに焦がれた日々……芳賀直子
・幼な心のギャラリーvol.4……鈴木里江
・幼な心のギャラリーvol.5……木村タカヒロ
・幼な心のギャラリーvol.6……久本直子
・じんがいのもの/幼きもの ひとつのえびぞう讃……赤崎正一 /イラストレーション…古谷充子
・やわらかいつめのばしょ……みみやさきちがこ
・胎内記憶画廊……吉田和代
・神戸芸術工科大学アート・アンド・デザイン特別講義(後編) 続「入り口は絵本」……荒井良二
・蛞蝓 Vision NOVEL 2. ……田原知世
・幼な心のギャラリーvol.7……寺門孝之
・Fabulous OLD BOOK 絵本と出遭う旅 最初に好きになったアメリカの絵本……村田智
・幼な心のギャラリーvol.8……植田真
・絵本放談(二) 続・絵本の反抗期……筒井大介+堀内日出登巳+植田真+陣崎草子
・美しい目についての考察(二)……陶智子
・初講演「女優と文学」第二部……若尾文子
・Gallery Talk 都に雨の降るごとく……宇野亜喜良+寺門孝之
・大和屋さんのこと……映画流離譚(二)……荒戸源次郎
・DAILY PLANET 2.……廣中薫
・東海道エンジェル紀行 2.……町田康
・しらせ2……戸田ツトム

雑誌: 112ページ
出版社: 左右社 (2011/6/27)
ISBN-10: 4903500586
ISBN-13: 978-4903500584
発売日: 2011/6/27

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9-vol-2-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500586

2011年05月04日

▼ ちょっと怖いこと二つ ▼

5・2以来、画室ではRCの『カバーズ』が繰り返し鳴っている。LPで言うところのB面1曲目の『サマータイムブルース』が好きなのだが、途中で
「菅総理…」
という声がきこえる。ちょっと怖い。

それから、僕がみえださんと作った『天使のカレンダー』という本がある。1年(うるうどしも考えて)366日のそれぞれの日の天使を図鑑のように紹介する内容だが、その3月11日の天使が
「原子宮の天使」
となっている。1999年発刊。けっこう怖い。

311angel

2011年04月28日

▼ 青山ブックセンター本店で新刊本の原画展示中です! ▼

『ANGEL ROSE JEWEL BOAT』(風濤社)刊行記念 寺門孝之原画展

■2011年4月28日(木)~5月16日(月)
■会場:青山ブックセンター本店内・ギャラリー
■入場無料
■開催時間:10:00~22:00(最終日は19:00まで)

又、ABCさんのホームページのトップページでも告知いただいております。
http://www.aoyamabc.co.jp/

ANGEL ROSE JEWEL BOAT
タイトル:ANGEL ROSE JEWEL BOAT
著(画・文):寺門孝之
装幀・構成:北村武士
翻訳:ジョナサン・ミルズ
著者近影 :江森康之
タイトルのとおり、天使、バラ、宝船を描いた絵を中心に、イルカ、人魚や犬猫、最新のラッコも登場する最新作品集。めくるめく色とりどりのテラカド画の数々をおたのしみください。
頁数:49p:1c+8p:1c
版型:A5版変型
発行:風濤社
価格:本体1905円+税

http://www.amazon.co.jp/ANGEL-ROSE-JEWEL-BOAT-寺門/dp/4892193437/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1303377690&sr=1-1

2011年04月10日

▼ ANGEL ROSE JEWEL BOAT ▼

ANGEL ROSE JEWEL BOAT書影


新しい作品集が出ました。
数々の「シュタイナー・ブックス」シリーズや、雑誌「新刊展望」表紙、劇団昴公演ポスターなどで長きに渡り御一緒させていただいている北村武士氏との共同企画・・・『てらぴか映画日誌』につづく第2弾です。

タイトル:ANGEL ROSE JEWEL BOAT
著(画・文):寺門孝之
装幀・構成:北村武士
翻訳:ジョナサン・ミルズ
著者近影 :江森康之
タイトルのとおり、天使、バラ、宝船を描いた絵を中心に、イルカ、人魚や犬猫、最新のラッコも登場する最新作品集。めくるめく色とりどりのテラカド画の数々をおたのしみください。
頁数:49p:1c+8p:1c
版型:A5版変型
発行:風濤社
価格:本体1905円+税

書店配本にはもう少しかかると思いますが、本日スタートしました
美術画廊ギャルリムスタシュでの個展「Now and Then 2011」では先行発売中です。よろしければぜひ。
http://www.galerie-moustache.com/

2010年12月01日

▼ 本の仕事 2件 ▼

装画を描かせて頂いた本が出来上がって届きました。

シュタイナーの美しい生活
・「シュタイナーの美しい生活」ルドルフ・シュタイナー 著/西川隆範 訳
風濤社 定価 本体価格2200円+税
装丁は 北村武士氏

スピリチュアル・ストーリーズ3
・「スピリチュアル・ストーリーズ 本当の仲間を見つけるために」江原啓之 著 新潮社 定価 本体価格1400円+税
装丁は 新潮社装幀室  挿画もたくさん入っています。見開きカラーx6!

2010年10月20日

▼ 『ローズプラスエクス』創刊号 見本完成!! ▼

ローズプラスエクス創刊号表紙

雑誌『ローズプラスエクス 創刊号』 の見本が本日20日、大学に到着、早速教授会でお披露目。書店へは、27日出荷で、東京で28~29日には並ぶ予定。順次全国へ回ると思います。amazonでも購入可です。いや~ 随分と当初の予定より遅れてしまいましたが、美しい仕上がりとなりました。ぜひ、御入手ください。あまり部数が無いため、おはやめに、な~んて・・・
amazonでは今、単行本となっていますが雑誌です。近々修正されると思います。
http://www.amazon.co.jp/ROSE-vol-1-%E5%AF%BA%E9%96%80-%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/4903500454

ROSE✳ローズプラスエクス Vol.1
イラストレーション✳絵本✳デザイン✳映画✳劇✳文芸✳音楽✳その他諸芸全般にバラと米と光を求める雑誌
創刊第1号2010年10月10日発行(実際には10月末書店配本です)
✳左右社 
http://www.sayusha.com
03-3486-6583(発行人:小柳学)
定価:1429円+税 ✳2号は2011年3月刊行予定
寺門孝之✳責任編集  アートディレクション✳戸田ツトム
特集✳美しい眼~覚醒時、魂は眼にある
目次
001 創刊にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寺門孝之
006 東山道エンジェル紀行 1.泣き女・・・・・・・・町田康
012 DAILY PLANET 1.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・廣中薫
016 コウノトリとお米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久本直子
020 特集 美しい眼 口上・・・・・・・・・・寺門孝之
022 美しい眼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山口はるみ
024 ぞんざい連画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しりあがり寿
026 美しい目についての考察・・・・・・・・・・・・・・・・・陶智子
034 dog★god・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・篠木あかね
042 ぞんざい連画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しりあがり寿
044 ニジンスキーの眼『薔薇の精』・・・・・・・・・・・・・・・芳賀直子
050 仏教的慈愛の眼をした猿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・谷口広樹
052 眼晴画廊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松田ヨウ子/津田眞志/朝野恵子
054 初講演「女優と文学」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若尾文子
064 絵本放談(一)注目!来てます、絵本の反抗期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・筒井大介+堀内日出登巳+陣崎草子+寺門孝之
074 神戸芸術工科大学アート・アンド・デザイン特別講義「入り口は絵本」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・荒井良二
086 ドーナツタウンの穴をめぐる旅・・・・・・・・・・・・・・・・・三枝克之
092 Vision Novel  9303 奇妙な生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田原知世
096 Fabulous Old Book 絵本と出遭う旅・・・・・・・・・・・・・・村田智
100 ✳GALLERY ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ sie
104 映画流離譚(一)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・荒戸源次郎
106 歌舞伎座の「近代」ものがたり 演劇の近代と建築の近代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤崎正一
110 知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戸田ツトム
111 後記/奥付
112 執筆者略歴
113 失われた薔薇を求めて Nouveau Roman de la Rose 1.・・・西川隆範

2010年09月27日

▼ 江原啓之著『スピリチュアル・ストーリーズ/親と子のきずなを深めるために』完成! ▼

『スピリチュアル・ストーリーズ/親と子のきずなを深めるために』書影
御縁あって親しくさせていただいています江原啓之さんの新刊、『スピリチュアル・ストーリーズ/親と子のきずなを深めるために』が完成しました。間も無く書店に並ぶはずです。寺門が表紙・カヴァー画を担当、そして本文中にもたくさん絵を描かせていただいています。江原さんが古今東西のお伽噺を独自の解釈で読み解き、現代を生きるうえでの指針を示してくださる、物語好きの僕としてもとっても興味深い内容。そのうえ、各物語を江原さん御自身が朗読された読み聞かせCDもセットされています。さらに、この後、シリーズとして10月、11月と、第3巻までつづいて出版されます。僕は先日、第2巻の絵を完成・納品、現在3巻目にとりかかっているところです。3冊セットにして並べたところをイメージして描き進めていますので、きっと揃えていただけるとキレイだと思います。おたのしみに!

タイトル:『スピリチュアル・ストーリーズ/親と子のきずなを深めるために』
著者:江原啓之
装画・挿画:寺門孝之
装幀:新潮社装幀室
発行:新潮社
価格:本体1400円(税別)
初版:2010年9月30日

http://www.shinchosha.co.jp/book/305753/

http://www.ehara-hiroyuki.com/guest/book/book85.html

2010年04月19日

▼ 林真理子著 新装版「星に願いを」 ▼

星に願いを新装版
林真理子さんの小説デビュー作「星に願いを」の講談社文庫新装版のカバー画を描かせていただきました。80年代半ば、大評判の渦中に読んだ記憶があります。画学生だった頃です。当時を想いながら、思い切り新しい気分で描きました。

著者:林真理子
カバーデザイン:松岡史恵
講談社文庫 2010.4.15第1刷
定価:本体552円(税別

星に願いを原画
こちらは原画。

2010年02月02日

▼ 足跡~雪国~日本橋 ▼

ベランダ雪足跡雪国
朝起きると雪はもう止んで空はうすく晴れ枝に載る雪はかなり溶けていた。ベランダへ出ると、既に足跡・・・早く起きたつもりだったが先を越されてた
ちょうど昨夜川端康成『雪国』を再読したところだったので記念撮影。『雪国』は冒頭の一文ばかり有名だが、ラストの鮮烈さがたまらない。駒子と葉子との複雑に謎めく緊張関係 島村は駒子と馴染みを深めつつも、潮時を察し、駒子から離れ葉子を連れ東京へ戻る可能性さえ胸に芽生えつつあるそのとき、駒子と島村の上に晴れ渡る夜空がひろがり、太い天の川が燦然ときらめく・・・そして映画を上映中の繭蔵が発火し炎を上げる。炎の中、葉子が焼け落ちる二階から墜落、水平に、仰向けに!

昨夜は、『雪国』読了後に映画『日本橋』をDVDで観た。もちろん泉鏡花作の『日本橋』。市川崑監督の大映映画、助監督に増村保蔵の名が見える。お孝=淡島千カ景・清葉=山本富士子・お千世=若尾文子の揃い踏みの豪華。1956年作なのでまだ若尾様初期に入る。お酌の健気な初々しさ、唯一の身内のおじいさんを大切にする野花のような素朴さ、可憐さが見事に美しい。独特のあの声と台詞回しは既に若尾様。品川隆二の葛木晋三も輪郭線がしっかりしていてむずかしい役なのに共感できるし、巡査の船越英二のまっすぐさも胸打つ。赤熊と呼ばれる物語の因縁の鍵の存在が悲しく、怖ろしい。この『日本橋』でも複雑な因縁が錯綜するラスト、お孝の家が炎を上げ、炎とともに悲惨な終幕へと物語が突き進んでいく。

火の元には充分に注意しましょう~

2009年08月30日

▼ 角川文庫「町田康全歌詩集1977~」 ▼

町田康全歌詩集1977~
装画を担当させて頂いた本が届いたのでお知らせします。
今回の絵は新しいものではなく、町蔵時代の町田さんと会ってまだ間もない頃に彼のファンクラブ誌のために描いたドローイング。単行本全歌詩集がマガジンハウスから仲條正義氏の造本で刊行されたときに掘り出されて表紙画に抜擢されました。今回、角川文庫として再度表紙に使っていただきました。前回は1997年までの作品でしたが、それ以降の歌詩がどかんと追加されていてそれがまた素晴らしいです!

カバーデザイン:西村弘美氏(角川書店装丁室)
定価:本体895円(税別)
角川文庫

2009年08月23日

▼ かしわ哲 著『ナンヤネンの来た日』 ▼

装画を担当した新しい本が出来上がって来たのでお知らせします。

かしわ哲 著 「ナンヤネンの来た日」
装丁 : 名久井直子さん
講談社
定価:本体1400円(税別)

小学校6年生の女の子が主人公の少年少女小説ともいえる物語ですが、フィンランドに伝わる叙事詩「カレワラ」の引用に始まる、胸の奥底へぐっと響くファンタジーです。
著者のかしわ哲さんとは、お会いしてもう12年くらいの長いお付き合いになります。はじめは、サルサガムテープという極めてユニークなバンドを率いて神戸・チキンジョージにいらした時が出遭い。後になって、佐藤B作さんの東京ヴォードヴィルショーとも深い関りがあったことなどもわかり、人の縁の奥深さをまたまた感じました。この物語を書かれるにあたり、当初から僕の装画を想定くださっていたそうで、書斎に僕の絵葉書を貼って執筆されたそうです。光栄~。一読で、なるほど、確かに僕にも深くココロアタリがある世界だな~と、引き込まれました。泣ける~

絵本「納豆の大ドンブリ」で出会い、黒テントの宣伝美術でもはや あ・うんのコンビの名久井直子さんによる大切感満載の装丁がすばらしい美本になりました、嬉しいです。
ナンヤネンの来た日・表ナンヤネンの来た日・裏

2009年08月13日

▼ 野中ともそ著 「犬のうなじ」 装画 ▼

犬のうなじ カバー表犬のうなじ カバー裏
装画を担当した新しい本が届きました。

野中ともそ著 「犬のうなじ」
装幀 大久保伸子
双葉社
定価 本体=1500円

7つの短編が入っていて、けっこうなボリュームの束幅があり、カバーの表・背・裏・折り返した部分までしっかり絵を入れて頂いています。白縁が清潔でちょっと祭壇のような印象の本になっています。
2001・9・11に関りを繋いだ7つの物語はどれも切なく、それでも希望を繋ぐ美しさ・・・タイトルチューンが僕には絶品!
オススメです!

2009年04月19日

▼ 掲載 イラストノートNo.10 ▼

イラストノート掲載頁1イラストノート掲載頁2イラストノート掲載頁3
イラストレーションの専門季刊誌「イラストノート」最新号=No.10でたっぷりと僕のこと紹介くださっています。2005年春以降のお絵描き現場=東京ロキ画室も初公開。キャンバスを支持体にした制作過程や、書籍、演劇ポスターなども色色載りました。よかったら覗いてみてみてください~

http://illust-note.jp/

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAX92018/

2009年01月27日

▼ シュタイナー「家庭の医学」、新刊展望… ▼

シュタイナー「家庭の医学」
久し振りに装画本の紹介です。
風涛社からのシュタイナー・ブックス・シリーズも僕の装画での新装版がもう6冊目になります。
今回は「人智学から見た家庭の医学」 という興味深いテーマ。タイトルそのままの絵になってしまいましたが、デザインワークのおかげでヴィヴィッドかつ上品な仕上がりとなっています。

新刊展望2009_1新刊展望2009_2
2007年度から表紙のヴィジュアルを担当させていただいている日本出版販売株式会社(日販)の機関誌「新刊展望」、当初は2年の限定での担当のはずでしたが、好評!とのことで本年度もひきつづき描かせていただいています。これまでは木片などを用いて天使を描く立体作品「天使ブロック」シリーズでしたが、今年からは新しく、ノート(状のもの)の表紙に天使を描く「天使ブック」シリーズにしました。

シュタイナーブックス、新刊展望ともに、北村武士氏のデザイン。「てらぴか映画日誌」の構成・造本でもお世話になっています。

2009年01月19日

▼ 「ぼくらのオペラ」関連記事 ▼

坂井直樹氏肖像
今日はピンポイントギャラリー、静かな一日でしたが、その分いらした方とゆっくりお話し出来て愉しかったです。子ども時代からの憧れ=宇野亜喜良氏とも!!! 宇野さん、来年の結城座公演で写し絵・人形デザイン一切合財を担当される御予定、今からたのしみです! 乱歩だそうですよ~~

さて「ぼくらのオペラ」そろそろ全国書店に並び始めているでしょうか? ぼくはこのところ書店へ行けてなくってまだ「ぼくらのオペラ」の並ぶ姿見ていないのですが・・・
ネット上に嬉しい関連記事が出ていますのでご紹介します。

色色とお世話になっているウルトラ!コンセプターの坂井直樹さんが連載されている“デザインのチカラ”というコラムで、開催中の展覧会と絵本「ぼくらのオペラ」のことを取り上げてくださっています。
http://www.j-cast.com/mono/2009/01/15033706.html

それから、1・17付け神戸新聞に「ぼくらのオペラ」についての取材記事が掲載されたそうで、そのnet版が以下でお読みいただけます。これも嬉しい記事です。
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001659457.shtml

ありがとうございました! 嬉しいです。
写真は 勝手に描いてしまった 坂井直樹氏肖像。

2008年12月24日

▼ クリスマス・イヴ~「ぼくらのオペラ」誕生 ▼

ぼくらのオペラぼくらのオペラup
昨年来ずっと準備をつづけてきた絵本「ぼくらのオペラ」の見本がついに出来上がって来た。予定よりも一日早く、クリスマス・イヴの日に届いた。一緒に作ってきた版元イースト・プレスの筒井大介氏からデキタテの「ぼくらのオペラ」を手渡されたのは、エホン族の酋長、(のように僕には見える)スズキ・コージ氏の大展覧会場。壁全面をスズキ・コージ氏の絵で埋め尽くされた大きな深く長い洞窟の奥底のような場所だ。そのうえその日はエホン世界のウルトラ・エッヂを飄々と速く深く熱く切り裂きながら走り続けるスーパースター=荒井良二氏のライヴコンサートがあって、物凄い数の人がみっしりと洞窟に集結している。もちろん「ぼくらのオペラ」のデザインでもすっかりお世話になった小野明氏も。昨年「納豆の大ドンブリ」でお世話になった岩崎書店の堀内氏も。その他にも懐かしい人や、お世話になっている人や、会いたかった人や、いっぱいだ。スズキ・コージ氏は「ウッドストックみたい!」と言い、荒井氏は「唐組のテントの中みたい」と言っていた、そんな場所は僕にとっても、なんだか最高に居心地の良い洞窟だったのだ。セツ・モードセミナーの入学式のときにもこんな心地よさを感じたものだった。「さあついにはじまったぞ!」と思ったことを、思い出していた。荒井さんの力強い歌。第一部があっというマに終わり休憩の時間、舞台から降りて来た荒井さんと僕はひさしぶりに会ったのだが、その瞬間、荒井さんからなにか言葉にならない熱くて鋭いブーメランのようなモノが飛んで来て、僕の中にスポっと入ったんだ。それはとっても熱く力強いナニカだった。僕の内側の底の方から嬉しさがどんどん湧いて出て来た。第二部の荒井さんの歌は圧巻だった。特にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞の受賞式で歌ったというアストリッドへの歌は凄かった。物凄かった。嬉しかった。そんな素晴らしく愉しい洞窟の宴の後、トドロキの画室へ帰って本になった「ぼくらのオペラ」をようやく開いた。嬉しさがこみ上げ、僕は強い気持ちになった。ゼロから構想し、文も自分で書いた初めての絵本「ぼくらのオペラ」は、新年1月17日 全国書店で発売予定です。ぜひ手にとって御覧ください。

2008年10月23日

▼ 「装幀、装画 造本の宇宙」展START! ▼

勤めている神戸芸術工科大学にあるギャラリーセレンディップでのブックデザイン展、今日飾り付けをしてきました。
厳選したものの、100点以上の装画を担当した本がずらり並びました。
自分自身、自分の装画本を並べて見たことが無く、(普段は押入れの奥に詰まっている)凄く新鮮な体験です。

他の先生方の展示、質・量 ともに圧巻!

なかなかこんな展示はないのではないでしょうか?

本好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ、ブックデザインという「時代の装いのひとつの集積」を体験されてみてはいかがでしょう?

本日OPEN!
17:00~ ギャラリートーク及びオープニングパーティー
詳細は下のコマで。

2008年03月29日

▼ 碧奴 ▼

碧奴表紙
「碧奴」
蘇童(スー・トン)著
飯塚 容訳
高柳雅人(角川書店装丁室)装幀
角川書店
本体2100円
2008.3.31初版

2008年03月09日

▼ 畠中恵「とっても不幸な幸運」双葉文庫 ▼

「とっても不幸な幸運」文庫カバー
「とっても不幸な幸運」
畠中恵著
重原隆装幀
双葉文庫
本体590円
2008.3.20初版
「とっても不幸な幸運」単行本カバー
「とっても不幸な幸運」
畠中恵著
重原隆装幀
双葉社
本体1500円
2005.3.30初版

2008年03月07日

▼ シュタイナー・ブックス新装版「星と人間」「人間の四つの気質」 ▼

「星と人間」カバー
「星と人間(精神科学と天体)」
ルドルフ・シュタイナー著
西川隆範訳
北村武士装幀
風濤社
2008.3.1初版
本体2200円
「人間の四つの気質」カバー
「人間の四つの気質」
ルドルフ・シュタイナー著
西川隆範訳
北村武士装幀
風濤社
2007.8.31新装版(第6刷)
本体2200円

2007年11月20日

▼ 「てらぴか映画日誌」完成!! ▼

てらぴか映画日誌
朝から様々な業務。夕方、またザ・スズナリへ。「森の中の海」第2夜。
初日を開き、演出家不在のせいか、今日は座の芝居になっていたような、リラックスした感じで空気がイキイキしていた。台詞が転ぶ箇所もあったが、それでも一貫させる芝居のイノチが通っていたと感じた。バラバラのマイミクのお客さんが自ずと今日は集っていて、流れで、帰り道の居酒屋でまるでオフ会のような乾杯。一気にDEEPな話題に花が咲いた。

そうそう、朝方、最新著書「てらぴか映画日誌」の見本が届いた。
まもなく書店に並ぶ予定、手に取ってぜひ見てください、少々マニアックかもしれないけれど、僕の大好きな映画の絵と、映画鑑賞日誌(のような雑文)で構成された珍奇な本です。
表紙カヴァーは御覧の通り「ファイトクラブ」画です、カッコヨカッタナア「ファイトクラブ」・・・
オマケにオリジナルポストカードが付くらしいけど、見本には付いてなかったので、未確認、僕も欲しいなぁオマケ・・・
風濤社刊 2100円

2007年08月30日

▼ 女優画シリーズ スタート! ▼

ティルダ・スウィントンヘレナ・ボナム・カーター
皆既月食は雨雲で見られなかったけれど、雷雨の間は六本木のミッドタウンに初めて行っていて、興味深いお店もあったり、ギャラリーを見たり愉しかったです。ロキに戻ると、家の前の車道に水が深くたまっていて自動車がスプラッシュ!月食の効果でしょうか、夜半から善いインスピレーションがどくどく湧いて来て、興奮・・・

あいかわらず、いくつものことが同時に進み過ぎていて、冷静になると怖くなっちゃうので夢見ごこちでばっさばっさと絵を描いていってます!急に、本の出版もいくつも決まり、うまくいけば「天使」の本、「映画」の本、もしかしたら絵本・・・などが年内に出る、かも、です。
昨日今日、映画の本のために描きたかった「女優」シリーズをばっさばっさと描き進めました。
ティルダ・スウィントン、ヘレナ・ボナム・カーター、スカーレット・ヨハンソンと描き進め、今日はチャン・ツィイー、クリスティーナ・リッチを仕上げ、一応満足! 「女優」ってやっぱり美しいなぁ~ それにフォルムが奥深いです。描いたのは皆、僕の大大“好み”の女優ばかり。共通項は・・・御伽噺系ってことでしょうか・・・
写真は、ティルダ・スウィントンとヘレナ・ボナム・カーター。

2007年07月01日

▼ エンジェル・ヴォイスfor Lovers ▼

昨年出版されて好評だった『エンジェル・ヴォイス』の続編が早くも出ました。
今回も油彩での描き下ろしが表紙になっています。クールかつキュートなデザインでオブジェ度の高い造本です。書店で手にとってご覧になってみてください!
エンジェル・ヴォイスforlovers
『エンジェル・ヴォイスfor Lovers』
著者:吉田裕近
編集:荒井美雪
デザイン:内海 由
装画・挿画:寺門孝之
新風舎ラセ/本体1400円+税
初版:2007.6.15

エンジェル・ヴォイス
『エンジェル・ヴォイス』
著者:吉田裕近
編集:荒井美雪
デザイン:伊藤 由
装画・挿画:寺門孝之
新風舎ラセ/本体1400円+税
初版:2006.9.27

2007年06月23日

▼ 納豆ドンブリが緑陰図書に認定!? ▼

先日、長めの神戸滞在からトドロキ画室に戻ると岩崎書店担当編集=H内氏からFAXが入っており、読んでみるとむむむ、なになに???・・・短歌絵本シリーズで僕が絵を担当した『納豆の大ドンブリ』が、全国学校図書館協議会により第40回「夏休みの本」(緑陰図書)に選定された?! ひぇい! ヤッホウ!!! この「夏休みの本」(緑陰図書)は過去1年の新刊書の中からすぐれたものを選び、各学校図書館で夏休みの読書案内を作成するための資料として利用されるそうだ。『学校図書館速報版』6月15日号及び全国学校図書館ホームページで発表、また『としょかん通信』7月号でも紹介し各学校に対して周知を図る、とのこと、わーい、さらに『毎日新聞』7月21日付朝刊(予定)の「夏の読書特集」(別刷り)に選定図書40点全ての解説が掲載され、広く読者に広報されることになっている?!って。ひょお~! あの「納豆丼」がねぇ~とびっくり! すごいです納豆パワー!
明日、16:00~新宿ジュンク堂書店のカフェで、ちょうど穂村弘さんと僕とで納豆丼トーク第2弾を開催するので、実に幸先のよいニュース!嬉しい限りです。ひさしぶりに穂村さんと会えるのが個人的にもたのしみですが、今回はどんな話になるのかな?
http://www.j-sla.or.jp/oshirase/2007summer_book.html
http://www.junkudo.co.jp/event2.html
納豆の大ドンブリ

2007年06月22日

▼ 新刊展望6/7 ▼

新刊展望の2007年度6月号7月号です。AD:北村武士氏
新刊展望_2007_06
新刊展望_2007_07

2007年05月23日

▼ みちのく鉄砲店 ▼

みちのく鉄砲店表紙
第12回中原中也賞受賞作=須藤洋平氏の詩集『みちのく鉄砲店』表紙に寺門のゑが使われています。装幀は戸田ツトム氏! 気配の強い白紙の重なり、平らに視ても、斜めから視ても完璧な文字・図版の配置に唸りました。
売れ行き好調でもう重版かかってるらしいですが、この気配のつよ~い美しいカヴァーの紙は初版のみで、以後別種の紙になるそうですので、初版は急いで入手してください! 

『みちのく鉄砲店』
著者:須藤洋平
装幀:戸田ツトム
青土社 2007・4・30 第1刷発行 本体1400円(税別)

2007年04月24日

▼ シュタイナー・ブックス ▼

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昨年末来、風濤社からシリーズで刊行されているシュタイナー・ブックスの新装版に装画を描かせていただいています。いままでに
・「天使たち妖精たち」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「色と形と音の瞑想」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「人体と宇宙のリズム」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「音楽による人間形成」ヴォルフガング・ヴェンシュ著/森章吾訳
の4冊が刊行されました。
(装幀=北村武士さん)

シュタイナー(1861-1925)はオーストリア生まれの思想家で、人間や世界について独自の捉え方をする「人智学」(アントロポゾフィー)を樹立、教育・医学・農学・芸術論・社会論・建築その他全般的な分野で現在でも世界的に影響を与えつづけている人で、かなりぶっとんだ偉人です。
このシリーズも、僕にはすっと理解はできないのですが、読んでいるとなんとも不思議な感覚に包まれてしまいます。絵を描くうえでヒントになるような言葉にも多多巡り会いました。
訳をされている西川隆範先生とは、不思議なご縁で知り合い、展覧会に来て下さっては奥深い宿題を出してくださったり、1994年のラフォーレでの大展示の際には対談をしていただいたりしました。今回このシリーズの装画を描くことになり、ご縁の深さを改めて感じます。

新装版、なかなか好調だそうで、こういったジャンルの本としてはすこぶる好調な売れ行きだそうで、装画担当としては嬉しいです! よかったら書店でご覧になってみてください。精神世界とか哲学のコーナーにあるのかな?

2007年04月15日

▼ 「新刊展望」1~5 ▼

今日は仕事の紹介を。今年の1月号から、日本出版販売株式会社が発行している「新刊展望」誌の表紙に絵を描かせていただいています。いつも使っている紙やカンバスではなくって、木片を削ったりして好きなニュアンスにして彩色し、毎回天使を描いています。「天使ブロック」シリーズ。現在5月号まで出ていて、6月号のブロック作成中。2008年度まで続く予定です。全国書店で入手可能、バックナンバーは1部228円だそうです。新しく出る本の紹介や、人気作家の連載など小さいけれど濃い内容で、本好きの僕には興味尽きません。
AD:北村武士 氏(風濤社 シュタイナー・ブックス・シリーズ装画でもお世話になっています)
http://www.nippan.co.jp
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2007年04月05日

▼ 赤江瀑短編傑作選も好調に ▼

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3巻連続で昨年末来装画を描かせていただいた光文社文庫「赤江瀑短編傑作選」、昨日雷雨の中、担当編集者H氏と獣ガ丘で落ち合い、返却原画を受取る。売れ行き好調とのこと。どの巻も500頁以上、厚さ2cm以上の文庫本ながら小函のような厚みのインパクト、3巻揃うとなかなかのオブジェ感である。もちろん中身は「赤江瀑」ですからこってりと肉厚で濃厚の極み、鮮血滴る極上のビステッカ。
写真はH氏が送ってくださった、八重洲ブックセンターでの平積みです。
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