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2008年08月13日

▼ 8 1/2 ▼

1週間ほど九州を巡っていました。別府~湯布院~黒川温泉~くじゅう~幣立神宮~高千穂~夜神楽~高千穂峡~天岩戸神社~阿蘇~佐賀~博多・・・詳細をお伝えしたいところですが今日はまず・・・

8 1/2 フライヤー8 1/2 DVDフライヤー
僕のいろんなことの原点である映画 フェデリコ・フェリーニ1963年監督作品「8 1/2」がなんと25年振りに上映中!「完全修復ニュープリント版」とのことで、7月12日から渋谷・シアターイメージフォーラムで始まっていたのですが、ミュージァム等等多忙が重なり、ああ終わってしまっていたらどうしよう、、、と心配でしたが、遂に今日、観る事かないました。至福。。。。至福。。。。若い頃、何度か映画館で観、またVHSでも何度も見ましたが、グイドの年齢を超えてしまって観る「8 1/2」は極めてビターで、その分、甘さのコクも深く、深く、堪能しました。明日まで。もう一度観たいです。先般、日本初DVDも出てすぐに購入してはいますが、やはり映画館でかなう限り何回も観続けたい!
http://www.zaziefilms.com/eight-half/

2008年08月04日

▼ 水没 ▼

正午、東京へ戻りました。寸暇無く、ロキ・アトリエで打ち合わせ準備作業お絵描き。少々予定のよりは絵描き足たらねども、夕刻表参道へ。久々のミュージァム。芳名帳にはメッセージぎっしり! 多謝也。イーストプレス=ZZ井氏+小野明氏と打ち合わせ。書き降ろし描き降ろし絵本、準備中。新年1月完成予定也。乞う御期待! 御2人から勇気やる気俄然頂きました!清水宏さんに負けないくらい俄然「やるき満々男」てらぴかです。 ただ、ミュージァム参上途中、なぜか鞄中のKOBE WATERのペットボトルの蓋が紛失し、鞄の中で諸物が水没。書類の水溶。

2008年08月01日

▼ 御礼 ▼

ミュージァム看板が目印御花達
<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>開設記念展“Another Sanctuary”は7月30日をもちまして終了しました、開設早々たくさんの御来場をいただきました、ありがとうございました。と、いうものの、もちろん<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>は常設展示スペースです、お買い上げいただいた作品を新しい作品と交換など作業も終え、毎日元気に開館しています。11:00~20:00、年末年始以外は年中無休。どうぞ皆様、お気軽に細く重い扉を開けて(ちょっと大変ですが)4F/5Fまで階段を上がってみてください、選りすぐりの絵達で皆様をお迎えいたします。

まだ始まったばかりの<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>、お見せしたい絵はまだまだ新神戸アジトに山積みになっています。それに、今回ミュージァムの5Fスペースの白いソファに掛けながら、移り変わる光の様子や、訪ねてくださった方々との会話などから、新しい絵の数々もキャッチしかけています。ぜひ、ここで生まれる、新しい絵も交えて、次回12月の企画展示が出来たらよいなぁと、胸は計画と期待で一杯です。予定では、クリスマス前の時期にこの空間を「天使画」でいっぱいにしようと思っています。それまでは、“Another Sanctuary”ラインナップを少しずつ架け替えながらお楽しみいただこうと思います。

今回、このような贅沢な時空間を御提供いただきました株式会社レモンツリー、最強最善の采配で御伴走いただきました美術画廊ギャルリ・ムスタシュ、レセプション3ディズとその後の会期をお支え下さりました大阪黒船軍団の皆様、最上のグラフィックスで御飾りいただきましたベターデイズ、いつも東京展を陰日向に咲き支えてくれているお絵描きシスターズ、その他本当に沢山の方の御尽力に心底御礼申し上げます。

会期ラスト数日、僕は大学の入試業務があり会場を離れざるを得ず残念でしたが、今後も、ちょくちょく、ふらりと在館しております。ぜひ皆様もふらりとお訪ねくださいますよう、お願いいたします。

2008年07月27日

▼ 7・28 在館は可能か? ▼

ミュージァム窓辺の花
連日多数の御来場ありがとうございます。今日は終わり時刻間際、「桃太郎」生みの親編集者、「てらぴか映画日誌」生みの親編集者、「納豆の大ドンブリ」売りの親書店員の皆様揃い踏みで、閉館後呑み。

明日、28日は諸諸〆切を抱えているため、仕事が無事終えられたら在廊可能なのですが・・・もしかするとむずかしいかも・・・ご了承ください。

2008年07月23日

▼ window / mirror / flower ▼

ミュージァム5F窓1ミュージァム5F窓2ヒマワリ
レセプション 3 ディズ を終え、今日は落ち着いた雰囲気のミュージァム。とはいえ、たくさんの御来場ありがとうございました。ミュージァムの5Fは、とーっても天井が高く、てっぺんまで窓が開いていて、日日一刻一刻、射す光が絵と空間の表情を変えていきます。4Fには随所に仕込まれた鏡に落書きしました。レセプションにたくさん頂いた花々を、ミュージァム アシスタントのマナミちゃんが再々アレンジしてくれて、かわいいヒマワリのボートが誕生。これはいつか絵に出来そう、描いてみようとぞ思う。

2008年07月21日

▼ tower / egg ミュージァム快調 ▼

東京タワー天使の卵
レセプション・ディズ 二日目もたくさんの出会い・再会の連続で、快調に、あっという間に過ぎた。
ミュージァム5Fの窓からは、ギランと六本木ヒルズと、東京タワーが拝めます。
搬入初日を終えて急に思い立って作った 天使の卵 が4Fのエントランスにて皆様をお迎えいたしております。
レセプション・ディズ ラストの明日22日も、僕は終日居ります。

2008年07月20日

▼ 寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE 無事オープン ▼

入り口前5F
夏の日差し強く、きりりとした暑日。寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE、無事オープンしました。開館早々から次々とたくさんの方々が入れ替わり立ち代りおこしくださり、終日、賑やかで和やかなミュージァムでした。びっくりするほどたくさんの御花に彩られ、絵たちもはれがましい初日を迎えました。明日21日も終日、寺門在、館予定です。ぜひいらしてください。

2008年07月19日

▼ 寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE 準備完了 ▼

看板1看板2パレード
ずっと準備を重ねながらも、どこかで「これは夢?」と思ってしまっていた、今回のプロジェクト・・・何せ初めの言挙げが6月初頭で、7月20日START というあり得ないスケジュールだったので、あり得なくても仕方ないな とも思っていました、、、が、が、が、これは現実で、表参道交差点の交番側、青山通り沿いのそのビルディングには、すでにBETTER DAYSデザインによるロゴをあしらった看板が堂々と掲出されており、階段を上がっていった先には、本当に、寺門孝之ミュージァムの空間が、今晩完成しました。こんな機会をおつくり下さったLEMONTREEの皆様、そして美術画廊ギャルリ・ムスタシュの皆様、そして惜しみない御協力御尽力賜りました全ての皆様に感謝しています。作品搬入をした昨日は、晴れ~豪雨~晴れとめまぐるしく天候も変化し、広く高くガラス窓を擁するミュージァムの5Fスペースの光模様がダイナミックに変容して心地よく、今日はすっきりと晴れて、その窓からまっすぐに見通せる、東京タワー、六本木ヒルズの建物がやけに爽やかに感じられました。いよいよ、明日、11:00、オープンです。僕も終日居ります、皆様ふるって御参集ください。

※建物の意匠の関係で、階段部分に桟が無く、小さなお子様には大変危険な箇所があります。自由に動き回るお年頃のお子様をお連れの際には、十二分に御注意いただけますようお願いいたします。

写真は、青山通り沿い看板、階段を上がった先のエントランス看板、その看板の向こうをなぜかパレードが。

2008年07月17日

▼ 足掻け 描き手たち(2) ▼

大学で僕の担当するビジュアルデザイン実習Bで足掻き続けている素晴らしい描き手たちは、今日は画面に筆を走らせた。走る 走る 走る! 今日も みんな きれいです。
描き手1描き手2
描き手3描き手4

2008年07月16日

▼ 貼り続けろ 紙片 ▼

anothersanctuary展dm
僕は芸人なのだろうか? 演芸ホールのような広い室内、沢山の観客が座席に座って並んでいるような場所の、舞台ではなく、客席の間を縦横に走る通路に僕は居る。もう一人、相方の男がいて、彼は白いシャツをラフに着て、白いズボンをぶかぶかにはいている。髪はポマードでしっかり固められている。あらかた僕もそんな格好だ。僕は男の背後にそっと近寄り、気付かれないように素早く、その背にシールになった紙片を何枚かくっつける。男が気付いてそれを取ろうと大げさな動きをする。観客が笑っている。僕は男の隙をついて、その手、腕、後頭部、足首などに素早く、手際よくシール状の紙片を貼り付ける。相方の大げさなリアクション。知らんぷりの僕。観客たちは笑う。

朝方まで、2日間、ずっと宛名ラベルシールを貼る作業をしていたせいか、ちょっとベッドで居眠った間に観た夢の中でも、僕はラベルシールを貼り続けていたっていうわけか?

ミュージァムの準備も大詰めだが、他にも業務多数、その上 歯科で痛いめにあってエネルギー消沈・・・けれど業務はつづく。お絵描きも。写真はミュージァム最初の展覧会“Another Sanctuary”のDMです。

2008年07月07日

▼ 寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE ▼

七夕です。
ロキでは昨日のこたえる熱さは収まって、曇り~小雨~小晴れを繰り返し、龍の破片、天使の翼のパーツのような雲が小刻みに相貌を変えては流れ、擦れ違っていきます。
なぜ「七夕」と書いて「たなばた」なのか? ずっと疑問ですが、いちばん腑に落ちることが書いてあったのは、鈴木健次著『日本語の源流~乳房はなぜ「オッパイ」なのか~』青室舎 。これによると「七」は七星(北斗七星)の、「夕」は五星(カシオペア)の象形文字ということです。僕がいつも言ってる「絵=ゑ=えっ!」の元ネタもこの本です。びっくりすることばかり書いてあります。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kenji99/japanese.htm

さて、お約束どおり、今日は近々オープンします寺門孝之作品の常設スペースについてお知らせいたします。
寺門孝之ミュージァム・パンフレット表紙2008年7月20日(日)表参道に寺門作品を恒常的に展示・紹介・販売する空間が、株式会社レモンツリーと美術画廊ギャルリ・ムスタシュの協力のもと、誕生します。
株式会社レモンツリーはオリジナル・ジュエリー・アクセサリーの企画・制作・販売をしている会社で全国にたくさんの店舗があり、ご存知の方も多いと思います。社長の平田惠三氏はこれまでにも、ESTの販売促進委員長的お立場で僕の絵をESTの広告にと推してくださるなど、間接的にご支援頂いていましたが、今回、表参道にお持ちのビルの一部を寺門作品のために御提供くださることになりました。建築家・岸和郎氏によるユニークな建築物で、とても小さな宝石箱のような空間です。
http://www.lemontree.co.jp/

美術画廊ギャルリ・ムスタシュは16年来ずっと僕の絵を支えてくださっている大阪の画廊です。代表の和田結花氏のユニークで華やかなお人柄に集まるファンも多く、由緒深い料亭・相生楼を舞台とする文化振興イベント「花伝サロン」のプロデューサーとしても活躍されています。今回誕生する新しいスペースは、ギャルリ・ムスタシュにより全面的にプロデュースされました。
http://www.galerie-moustache.com/index.html

〈寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE〉
〒107‐0061 東京都港区北青山3‐5‐19 LEMONTREE OMOTESANDO BLDG.4/5F
Phone 03-5771-5201  Open:11:00~20:00  年末年始休館
Acsess 地下鉄銀座線表参道駅A-3出口から徒歩1分 青山通りに面した建物です。

寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREEでは常設展示をはさみながら年間4回の企画展示により多岐にわたる寺門の絵画世界を紹介していきます。

まずは、オープン記念展“Another Sanctuary”を7月20日~30日の日程で開催します。
本展では、寺門作品の大半がそこで生み出された、今はなき、神戸・北野坂の途中にあった光溢れるアトリエの息吹を伝える作品を集めて展示・紹介・販売をいたします。

2008年7月20日(日)~30日(水) 無休
11:00~20:00  入場無料
寺門在館予定 20・21・22日 12:00~19:30(その他の日程につきましては電話でお問い合わせください)

現在急ピッチで開館準備進めています。印刷物も続々デザインが上がってきています。全てのグラフィックデザインワークは盟友アートディレクター&遊び友達=大久保裕文氏+ベターデイズにお世話になります。劇団・楽市楽座のポスター、フライヤーの制作時期とも重なり、ベターデイズは日日、デザイン+印刷実験室の様相を呈しています。写真は開館パンフレット表紙。及び、ロゴ。
寺門孝之ミュージァム・ロゴ

2008年07月06日

▼ 楽市楽座2008公演「金魚姫と蛇ダンディー」ポスター完成間近 ▼

金魚姫と蛇ダンディー2008ポスターデザイン
今回の楽市楽座ポスター画及びデザインはかなり苦労した。昨年までは、こういっちゃなんだが割りとサクっと出来た。今年は、役全員を役者絵で、という注文が座長からあり、また、その役全員の衣装と化粧のデザインも担当せよとのお達しがあったので、とっても時間がかかった。さらに、仕上がった絵を例年通り、盟友アートディレクター&夜遊び友達=大久保裕文氏(ベターデイズ)にデザインして頂いたのだが、ここで劇団と我々の間で色色あって、擦ったり揉んだりしたあげく、僕は原画天地逆転という大技に出て、最終的に出来上がったのがこれだ。印刷=吉原印刷さんも再々の校正で工夫を重ねてくれて、分厚い金の層がいかした、妖しくも、賑やかしいポスターが出来上がる。みんなの想いと工夫と夜と夜と夜が詰まった濃いポスターである。
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/ag0214/

2008年07月03日

▼ 足掻け 描き手達 ▼

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大学でビジュアルデザイン実習Bという2年生対象の授業を受け持っていて、今日は、先週たっぷり3時間以上かけて下地を仕上げた各々の支持体に、1色でひたすら、線か点を描く、最低3時間は描きつづける、というミッションを与える。キーワードは「足掻く」。行き詰まっても、つまらなくなっても、とにかく、少しでも自分にとって自分の画面をよりよくしていくこと。計画もせず、行き先も決めずに、この一瞬一瞬を描き進めること。絵を描くという行為の中へダイヴすること。なぁ~んて、煽る間も無く、全員、さっさとダイヴ! 両手描きあり、ダーツのように鋭い鉛筆を投げ射しあり、なんでもあり・・・。外は夏のような強い光が溢れ、その光を強くやわらかい風が揺らしていく。竹の葉が擦れる音が響く。蟲が画面に寄って来る。「なつかしい風」と学生の一人が言う。確かに・・・何かを思い出しそうな日だった。丁寧に仕上げた下地の上を鉛筆やペンが擦る、サキサキという音がスタジオの各所に響く。すばらしい線や点が各々の画面を走り、埋めて行く。今日のみんなの絵、僕はどれも大好きだ。来週にはさらにこの上へ次のミッションで色が重ねられる。この画面の状態は、もう見られなくなる。儚い、故に 強靭なこれらの絵が愛おしくてならない。全ての一瞬、一瞬・・・二度と体験できない。美しい。みんな
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2008年07月02日

▼ 寺門孝之ミュージァム@表参道☆☆☆ ▼

寺門孝之ミュージァム看板デザイン草案byBetterDays
寺門孝之の絵を常設で展示・紹介・販売するスペースが表参道交差点から徒歩1分未満の場所に、7月20日に誕生します。
現在その準備に24時間態勢でのぞんでいます、あっぷあっぷ・・・
盟友アートディレクター&遊び友達=ベターデイズの大久保氏に無理を言って、ロゴ、看板、パンフレット、案内状、DM・・・次々とデザインを作ってもらっているところ。デザインがどんどん上がってくるのを見ているうちに、ようやくこのプロジェクトが現実のものと思えてきた。うう、やるべきことが、数珠連なり・・・寝れん。

詳細は七夕あたりに、しっかりお知らせさせていただきます☆

2008年06月24日

▼ 講義な日々。木村タカヒロ=キムスネイク氏 特別講義明日 ▼

木村タカヒロ特別講義ポスター風景1木村タカヒロ特別講義ポスター風景2.jpg
昨日は、母校=兵庫県立長田高校へ「長田発 ようこそ先輩」という企画の講義をしに行ってきました。高校生当時、30年後に画家としてここに講義をしに来るという想像は全く出来なかった。未来とは、本当に未知数の塊だ。僕が通っていた頃とは比べられないほどの進学校になっているらしい現在の長田高校の生徒達、夢見がちで妄想狂のオヤジのとりとめのない話にきょとんとしていました。

先々週、僕の勤める神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科の特別講義に祖父江慎氏が来て下さり、昨年に引き続き、学生達は鮮烈な驚きと笑いの連続でした。明日(今日だ!)は、盟友画家=木村タカヒロ氏が同特別講義に来てくださいます。最近ではアニメーション作家&バーチャルタレントエージェンシー=キムスネイクとしての活躍も目覚しい。僕自身もとってもたのしみ! 14:40~17:50 神戸芸術工科大学・吉武記念ホールにて。一般の方も聴講できます。よろしければぜひ。

http://www.faceful.org/
http://www.kimsnake.com/

その翌日・木曜日は2年生の実習の僕の担当分が始まり、その翌日・金曜日は3年生ゼミ+4年卒業研究ゼミ、その翌日・土曜日は、神戸随一のイラストレーション教室「絵話塾」の僕の担当回。
・・・講義な日々・・・

2008年06月18日

▼ full moon 幼稚園の天使画 ▼

フルムーンアジトベランダのむこうの満月
今日は建築家の吉本繁樹氏と東村山市のとある幼稚園へ下見と打ち合わせに行った。幼稚園の建物の天井や外壁に、僕の天使画が出現する予定。吉本氏にはもう20年以上お世話になっている。吉祥寺のケーキ屋さん、フレンチ食堂、志木のイタリアンレストラン、国立のステーキハウス、白金の焼き肉やさん・・・色色なところに壁画を描かせていただいた。今回は画面が余りに大きいので、ダイレクト・ペインティングではなく原画から引き伸ばした印刷物を使うが、吉本さんの建物や内装のニュアンスやディティルのこだわりが大好きなので、できるだけなまなましく溶け込むような絵にしたいと思う。完成は9月の予定。

夜、画室のベランダから、満月を眺める。コマ撮りのアニメーションのように雲が姿を変えている。月をときをりかくす雲の中でチラッチラッと、白色光が放電している ように見える。

2008年06月13日

▼ ビジュアルデザイン入門 ▼

0613ビジュアルデザイン入門レジュメ
大学で「ビジュアルデザイン入門」という授業があり、今日が僕の担当する日だった。毎年その春に入学して来た新入生に対して、学科の教員・助手全員が1回ずつ交代で自己紹介的な内容の講義をすることになっている。この2年は、自分の最近の仕事や、これまでの代表的な作品の画像を持参のノートパソコンからスクリーンに投影しながらコメントしていくスタイルでこなしてきた。今年も、内容をさらに充実させるため昨年来の最新の仕事の画像を新たに追加しつつ、話しの流れをあれこれ想定し画像の順序を変更したり、パソコン上での編集作業に朝近くまでかかってしまった。当日、登校中の地下鉄の中でも話す内容についてあれこれ思いを巡らしていた。だいたい完璧に話しの流れが通ったなと思うとともに、果たしてこんな内容でよいのだろうか?との疑問符も浮かぶ。僕のキャリアを学生に紹介することがなにか彼等彼女等のためになるだろうか?過去の作品の画像を並べながら思考するとついつい内省的になる。まるで決められたストーリーを軽々と辿ってきたかのように自分のこれまでが歴史化してしまう。それでは僕がこれまで足掻いてきた足掻きが、伝わらない。僕はこれまでのその時、その時、考え、考えたが、それは今、画像を見ながら振り返って考えている考えとはとても違う考えを考えていたはずなのだ。言ってみれば、その時、その時、考えていなかったこと、考え切れなかったことの総体が、その時とその後を作って来ている。それはたった今現在でもかわらない。今も、考えるが、わからない。わからなくても生きているし、描いている。わからないままに身を投じて、足掻いて足掻いて、絵が生まれ、日々の暮らしが生じている。たった今現在の、考え切れないことによって確保される「自由」が、過去を振り返る考えの中には消失してはいないか? ……そんなことを考えているときにふっと、冷たいからっぽな空気が背中をつたって行った。ぎょ、っとした。「持ってない…忘れてる!」…朝までかかって準備したデータを入れたノートパソコンを僕は持って出かけて来ていなかった! うへぇ~。腕時計を見る。今から引返し、パソコンを取って来るとしたら……授業時間は半ば過ぎてしまう…。思い迷うまでもなく、パソコン無しで、画像なしで、素手で学生達の前に立つことが決定してしまう。うわぁ~。さてでは、なにをする? なにが出来る?

結果はこうだ。研究室に大小4枚の原画があったので、それを講義室に運び込み直接見てもらうことにした。同じく研究室に、4年くらい前のライヴペインティングで描きかけのままに残っていたF80号カンバスがあったので、それと絵の具類を運び込み、みんなの目の前で描くことにした。初めに当初から予定していたテーマについての話をした後、みんなを前へ呼び、カンバスを取り囲んでもらう。「それじゃ、これからみんなの出すお題を描きます」と言ってマイクを学生に渡した。最初の女子学生は「空を飛ぶもの」とオーダー。僕はメタリックホワイトの大きいチューブをそのまま絞りながら「鶴」を描く。次は男子学生のオーダー「自動車、ポルシェ」、ううむ、むづかしいな~。その後、「電信柱」「人魚」「プチプチ」「激辛ラーメン」「超スウィートなケーキ」とつづいた。どんな絵がどんなふうに出現したかは、その場に立ち合った学生、スタッフのみなさんと僕だけが共有したものだ。授業の始め、堅苦しかった講義室は、途中からはどこかの神社の夜祭の露店のような賑やかで、愉しく、いかがわしくも自由なな場に変質していた。あ、これが僕が「絵」に求めていることだったな、パソコン忘れてよかったなぁ、と思いましたとさ。カンバス等、大荷物の撤収は、いつのまにか現れた2年生の熱帯魚の様な男子学生たちが手伝ってくれてありがとう。「ビジュアルデザイン」だったのかどうかは別として、僕自身、大学での活動について新しい段階へ「入門」した記念すべき6月13日の1限だった。

画像は配布したレジュメ。今年のESTの広告画に、僕が4才時に描いた絵を重ねています。

2008年05月31日

▼ 黒テント公演「玉手箱」 ▼

iwato前iwato前のポスター玉手箱フライヤー(部分)
5月31日 土曜 今日も雨が降ったり止んだりの中、神楽坂=theatre iwatoへ。劇団黒テント公演「玉手箱」を観せていただく。宣伝美術をデザイナーの名久井直子さんと一緒に担当させていただいた。芝居ではよくあることだが、チラシやポスターの絵を描いたりデザインをする段階では台本もまだ出来ていなくて、ほんの少しのキーワード(今回はタイトルと、ストリッパーがモティフにあることくらいだった)だけで勝手にこちらで推し進める。全くの当てずっぽうで、真っ赤な正方形にズドンと半股開きの女性ヌードを描いたが、以後芝居の進展について何も情報を得て来なかったため、果たしてあれで良かったのか?どうか?と心配でもあった。黒テント芝居も27、8年くらい前に京都で「夜と夜の夜」を観て以来不勉強だったので。で、何の先入イメージも無しで芝居が始まるやいなや、あ、これ、行けてるかも・・・と好感触が。次々に登場するたくさんの役者達の力だろう、じわじわと引き込まれ、これまで味わったことのない奇妙な味わいの贅沢な体験となった。ほとんど全てが「台詞」によって運ばれて来るにもかかわらず、「頭」はほとんど疲れなくて、観終わるととても爽快な疾走感があったのはなぜだろう? もう一度は観なくては、と思う。当初予定されていた演出の方が演出できなくなる事情があり、演出家無しで、20名の登場役者全員で芝居を作り上げた、とのこと。黒テント、畏るべし。6月15日までやっています、是非ご自身の目、身体で体験されてみてください、オススメします!
http://www.ne.jp/asahi/kurotent/tokyo/

2008年05月30日

▼ あがた森魚 恒松正敏 ポスターハリスギャラリーライヴ ▼

あがた氏でっさん恒松氏でっさん
5月30日、金曜、曇り。今にも雨が降りて来そうな中、渋谷・道玄坂のポスターハリスギャラリーへ、あがた森魚氏のライヴを観に行く。今回は競演に 恒松正敏氏。恒松さんは画家でもあり、お互い展覧会を覗き合う仲ではあるがライヴを見るのは、28年くらい前の新宿ルイード、ゲルニカの対バンのフリクションでの勇姿以来。けして広くないギャラリーにすし詰めの観客。最前2列目の床に座り缶ビールを開ける。前後左右押し競饅頭の紅テント状態。まず登場した恒松氏、アコースティックギターで切々とした弾き語り。オリジナルや懐かしい歌も交え、なんとも剥き出しの感じがカッコイイ! しばし休憩後、あがた氏登場! 「団欒」についてのありがたいお話をまず。今は無き「団欒」を今ココに作り出すこと、について。歌い始めるとすぐに僕たち観客のすし詰めの只中に分け入り、人と人、人の隙間で弾き、歌う。僕の尻にリズム刻むあがた氏の靴先が突き刺さる! 後ろの人の鼻には弦が引っ掛かっている! 凄い団欒だっ。冬のサナトリウム、最后のダンスステップ、清怨夜曲、春の嵐の夜の手品師、サルビアの花…赤色エレジー! 初期の歌中心のラインナップ、変幻する歌声、ギターに強烈に酔い痺れる。アンコールでついに二人の競演! なんとムッシュかまやつの「ノーノーボ-イ」それから「サブマリン」へ!!!恒松さんのギターとコーラスが弾ける「サブマリン」を聴ける至福。その後、同行の大久保氏と丸の内へ流れたが、後のことは忘れてしまった。何千人を前にしてもたちまちに酔わせてしまう魔力をこんな小さな密室で全開放してくれるあがた氏の団欒の日々は畏るべし。目の前で歌ってくださる、二人をこっそりデッサンにつぐデッサン。
http://www.agatamorio.com

2008年05月29日

▼ 結城座 古典公演 ▼

結城座古典公演パンフレット
5月29日、雨。池袋の東京藝術劇場小ホール、結城座公演を観せていただく。
昨秋、結城座の新作公演「森の中の海」で人形のデザインを担当させていただいた。台本の遅れ等色色と大変なことがあり、仕込み直前に結城座稽古場に泊り人形を作り込み、小屋入りしてからも初日直前まで顔を描き替えたり…日程的には相当にハードな情況だったが、僕としては非日常感が愉しくもあり、他にもいくつも激しい現場を抱えてもいたのでランナーズハイになってもいたのか、愉快な気持ちで結城座現場に臨んでいた。本番初日の舞台は奇跡のように夢めいていて、結城座はじめ関る全ての方々の心意気、芝居魂に酔ったものだったが、その前日(あのゲネの日だ…)に結城座の御母様=竹本素京氏がお亡くなりになっていたことを知ったのは今年に入ってからだった。
「いやぁ、僕等はそう言われてずっとそうやって育ってきてますからねぇ」
「水臭いって叱られちゃうんだけど」
終演後、不知とはいえ余りに暢気に構えていた失礼を詫びに楽屋を訪ねると、孫三郎さん、千恵さんは朗らかにそう言われた。
今回の公演は「竹本素京追悼」公演で、古典演目二本立てを竹本素京氏生前の録音を使っての上演。舞台上手にはあたかも素京氏が入って来るかのように演台がしつらえられ、舞台が始まるとすっとそこに簾が降りて、三味線と声が中から響いてくる、という趣向。とても録音との競演とは思えない、演者達との声の生々しい重なり。
第一部の演目「本朝廿四孝 奥庭狐火の段」では孫三郎氏が出ずっぱりで八重垣姫を操り語る。母-子の時空を超えた競演。
第二部の演目「新版歌祭文 野崎村の段」は前半、人形遣いは見えず、完全に人形芝居となる。実は結城座で人形だけが見える芝居を観るのが僕は初めてで、とても新鮮! 後半は人形遣いもずらりと舞台へ登場。結城座人形遣いたちの揃い踏みが壮観! 最後の別れのシーン、上手では駕籠に乗って、下手では小舟に乗って、主人公男女が去っていく。駕籠かき、船頭の細やかな動き、人形と人形使いが揃って刻む独特のリズムが、悲しい場面に不思議な笑いを誘い起こし見事! 糸操りの人形芝居でしか味わえないハイブロウな醍醐味に酔わされた。12月の次の公演が今から楽しみだ!
http://www.youkiza.jp/